JR新今宮駅。
俺は今日もまた、この地に立っていた。
そう、大阪市が誇る負の遺産、フェスティバルゲートという名の廃墟を見る為である。
フェスティバルゲートとは、大型遊具や娯楽施設と商業施設を合体させた「都市型立体遊園地」として1997年7月18日に開業。
総事業費は393億円で、第三セクターである株式会社フェスティバルゲートの運営でスタートした。
ジェットコースターが大胆に建物を貫く迫力のある外観と、施設自体の入園料が無料であることなどから、開業初年の入場者数が831万人と大いに賑わいを見せた。
しかし、数年後にはUSJの開業や少子化等の影響で入場者数が減少。
あいりん地区に隣接している土地柄である為、過大な警備費が必要な上、飲食店などの入居店は賃料が非常に高く、テナントの連鎖撤退に歯止めがかけられず、開業4年での年間入場者数は約300万人にまで落ち込み、2004年には管理会社が倒産。
そして、今の廃墟となる。
まさか黒崎駅以外にも、駅前に廃墟があるとは思わなかった。
正直、バスセンターや西鉄インが今でも入っているコムシティの方がまだマシだと思った。
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